1.コットンツイル【RE3837】
<おススメ!>



まずはボトムスの定番中の定番、コットンツイルから。こちらは型紙屋NavyPlusの商品画像に使用した生地です。ツイルとしては若干薄手で軽く、嫌味の無い上品な艶感が印象的な生地。この生地を使用するのであれば、タイトスカートよりもタックスカートやプリーツスカートのような生地をたっぷりと使うアイテムがぴったりです。オフィスアイテムにも向いているので、ジャケットとあわせてセットアップで作成すると重宝します。
カラーは品の良いオフベージュ、汎用性の高いベージュ、落ち着いた色味のダークグリーンの3色展開です。(※ダークグリーンは完売)
春夏らしい軽やかなスカートをイメージしている方にはこちらの生地がイチオシです。
綾織りで艶感のあるツイル生地はどちらかというとアタリ・テカリが出やすいため、アイロン作業の時は当て布をすると良いです。
2.コットン40/2オックス【TZY402NYUA】


程よい厚み、洗い込まれたような柔らかな肌触りのオックス生地です。1.コットンツイルよりもやや厚手。平織りで艶の少ないオックスは綿生地特有の素朴な質感が魅力ですね。よりカジュアル度の高いコーディネートに一役買う素材です。プリーツスカートはもちろん、ジャケットや春のライトコートにもおすすめ。しなやかな質感はフレアスカートにも。毎回ピシッとアイロンをかけるよりも、しっかりステッチを効かせてくたりとした洗いざらし感を楽しむアイテムにするのが吉。
3.コットンウエストポイントW幅【KA7300】



こちらも1のコットンツイル同様に綾織り生地のウエストポイントです。ウエストポイントは分類としてはチノの親戚のような生地でアメリカ陸軍と海軍の制服に採用されており、ウエポンと呼ばれる事もあります。1.コットンツイルとは対照的に、糸の密度を高くしてやや地厚な生地に仕上げてあるため、どしっとした質感のスカートがお好きな方にはぜひおすすめしたい素材です。ジャケット・タイトスカート・チノパン等、裏無しでもしっかりとした仕上がりになるので、生地としての汎用性はとても高いと思います。何メーターかストックしておくと何かと重宝すると思いますよ。展示用サンプルをアイボリーで作成しましたが、アタリ・テカリはそれほど気にならずとても扱いやすい生地だと思います。
4.10.5オンスインディゴブロークンデニム【1313BR】



10.5オンスのややライトなデニム。ブロークンデニムが一般的なデニム生地と異なる点は、生地の綾目模様がはっきりとしないという事があげられると思います。綾織りには右綾(右上から左下に向かって斜線が見える)と左綾(左上から右下に向かって斜線が見える)があり、それぞれに異なる特徴を持っているのですが、綾織りの弱点としてねじれやすさというのがあります。ブロークンデニムは右綾と左綾を交互に織り込むことによってねじれを発生させにくくした生地です。とはいっても、現代では綾織りのねじれというのはそれほど気にするべき項目ではありませんが。色落ちも一般的なデニムに比べてフラットな落ち方になるようなので、プリーツスカートにしたら面白い表情になるのではないかと思います。10.5オンスはジーンズにはやや薄手ですがデニムスカートにはちょうど良い厚さと張り感だと思います。
5.10オンスW幅先染インディゴネップ入りデニム【OR812684】
<デニムならコレ!>



珍しいネップの入った面白い表情のデニム生地です。厚さ・張りともに4のブロークンデニムと同じくらいです。洗い込んでこなれてきてからが良い表情になりそうな気配のするデニム生地。しっかりとステッチを効かせてスカートにするのがおすすめ。10オンス前後はデニムとしてはやや薄手なので家庭用ミシンでも扱えるかと思います。スカート以外にもジャケットやジャンパースカート、ストンとしたワンピース、バッグや雑貨類まで、とても汎用性の高い生地です。洗い込んで柔らかくなってきてからの表情が楽しみ。
まとめ
今回は5種類ほどご紹介しましたが、ザ・ベーシックといった感じのラインナップになりました。やっぱりデニムとツイル系の生地はボトムスにはテッパンですね。プリーツスカートですのでデニム生地のパリパリとした質感も面白い効果を生み出すと思いますし、そこからさらに洗い込んで体に馴染んできたころの表情の違いも楽しみです。ツイル生地なら普段着からオフィスアイテムまでシーンを気にせず気回せるアイテムになりますよ。
正直、どれもおススメ過ぎて店主はいまだにどの生地を買うか迷っています・・・
ぜんぶ欲しいよ・・・
ご紹介した生地は全て、日暮里岩瀬商店さんのネットショップもしくは実店舗から購入出来ます。
↓webサイト
↓実店舗
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