前中心はオープンファスナー+風防フラップにホックを配し、ポケットは胸のファスナー開閉式と腰のフラップ付き片玉縁ポケット、ウエストにドローストリング用の紐とハトメ、そしてフードも付きます。なかなか盛沢山な内容ですが、全て解説を付けてあります。 マウンテンパーカーらしく、化繊生地を前提として接着芯の選び方等も仕様書に盛り込んでありますが、綿生地を使用しても作成できます。ウールを使用しても面白いかもしれません。 いずれにしても、ファスナーを縫い付ける持ち出し+ホックが付く前立て(風防)を身頃と見返しで縫い返す仕様の為、縫い代に厚みが出やすくなっていますので生地はあまり厚みの無いものを選ぶのがコツです。季節的には秋の終わりごろ、もしくは春先から梅雨時の軽い雨除けくらいのイメージでしょうか。 一般的なパーカーに倣ってもう少し厚みの出ない構造にしても良かったのですが、前中心のパーツを左右対称にして身頃本体と縫合する前に形にしてしまった方が理解もしやすく、また失敗した時のリカバリーもしやすいのかなと思います。