1.10オンスインディゴデニムW幅【KOG-814G】
<おススメ!>
10オンスのインディゴデニムです。デニムは通常は縦糸が色糸で横糸が晒し糸なのですが、こちらは横糸がグレーなので若干スモーキーでニュアンスのある色合いがとても素敵なデニムです。少しかためではありますが、こなれてくるととても良い風合いになるのではないかと思います。
10オンス前後のデニム生地は、ジーンズにするには少し薄いのですが、ジャケットやパンツ、スカート、コートなど何を作るにしても扱いやすく着やすく手入れも楽な厚さだと思います。当店のバギーパンツや総プリーツスカートにもおすすめです。
さらに、ご自分で加工できる方でしたら、やすりで削ったりしてシェービング加工を入れたらさらにこなれ感が出ますね。
店主としては、大変にお好みの色合いなのですよ。デニム特有のゴワっとした質感を敢えて無視して、おじコートっぽいテーラードorステンカラーの裏無しコート。10年くらい着倒す計画できっちりと作り込んで、洗ってやすりをかけてまた洗って・・・と、妄想では既に完成済みです(笑)
2.9.5オンスW幅先染ブラックデニム【7712BK】
9.5オンスのブラックデニムです。以前にもご紹介したデニムですね。上記でも触れましたが、これくらいの厚さのデニムはとにかく活用範囲が広くて使いやすいです。パンツからスカート、ジャケット、コートと何を作っても様になります。KOG-814Gよりは気持ち薄手でこちらの方が若干柔らかめ。デニムですので特有のゴワっとした質感ではありますがバリバリとしたかたさはありません。今シーズントレンドの上下セットアップのアイテムにしても素敵ですよ。
個々の好みは分かれると思うのですが、ブラックデニムはこなれた雰囲気に仕上げるよりも綺麗目な雰囲気に仕上げるのがおすすめではないかなーと思っています。ユーズド加工はせずに、アイロンを利かせてパリッと綺麗目に。同じデニムでも、カジュアル寄りではないシックなコーディネートが良く合います。
今回はこちらのブラックデニムを使用して店頭展示用のサファリジャケットを作成してみました。岩瀬商店さんの店頭にてお手に取ってご覧いただけますのでぜひ店頭で。
3.11オンスインディゴデニムW幅【S1169】
11オンスのインディゴデニムです。今回紹介する中では一番ウェイトがありますが、上記二つの生地よりも柔らかいです。ただし、柔らかくて扱いやすいですがウェイトがある分だけ厚みが増します。デニムのオンス(oz)=単純に重さの表記なので、嵩(厚み)や柔らかさが単純比例しないところがデニム生地選びの少し難しいところですね。
家庭用ミシンで扱うのであれば、例えばポケットのマチを省略したりであるとか肩章やフラップの裏側には別生地を使用するなどの厚み回避策を講じた方が無難かと思います。家庭用ミシンであってもミシンのモーター次第では縫えたり縫えなかったりと差が激しいと思うので、不安な方は必ず試し縫いをしてみて下さい。
4.コットン/リネン綾地生成/オフベージュ【CL2520】
コットン60%、リネン40%の綾織りで、綿麻とは思えないようなドレープの美しい生地です。表側は麻らしい生成り、裏面は表よりも白っぽいベージュで綾織り特有の艶があります。裏が見えても美しいです。
それから程よい肉厚感があって柔らかく、家庭用ミシンでも扱いやすい生地ではないかと思います。これでサファリジャケットを作成するのであれば、敢えてポケットのマチを省略してぺたんとしたカーゴポケットにして、嵩張らないショートコートとして春先に着用したら素敵。女性向けのライトコートになりますね。撮影用に作成したハードなサファリジャケットとはがらりと印象の違うアイテムに出来ます。
柔らかいですが織り密度は高い生地なので、春先の風除けに重宝しますよ。裏側がさらりとして滑りが良いので、裏地無しのアイテムにしても着心地は良いと思います。
ドレープがきれいに出る割には体のラインを拾わない程度のしっかりとした厚みがあるので、トールネックオーバードレスにもおすすめです。ワイドパンツにも向いていますし、裏無しのカジュアルスーツにもしてみたい。
綿麻としては珍しい質感の生地だと思うので、「キレイ目」がお好きな方でしたらストックしておいて損はないかと思います。
※1~3のデニム生地は全ていったん水通しをしてから撮影しています。
ご紹介した生地は全て、日暮里岩瀬商店さんのネットショップもしくは実店舗から購入出来ます。
岩瀬商店さんの店頭では、こちらで紹介した生地を使って当店の型紙を使用したサンプルを展示していただいておりますので、ぜひ店頭にもお運びください。
↓webサイト
↓実店舗
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