トールネックオーバードレスのバスト補正案を作成しました。あまり親切ではない解説ですがご了承ください。
バストラインの位置については以前に投稿した【補正案】トールネックオーバードレスの衿ぐりをご覧ください。
バスト補正が必要な方はブティック社から発売されている「美しい服作りのための型紙の補正(土屋郁子著)」をお求めになってみて下さい。大変に参考になる本です。私も参考にさせていただいています。この本に原型のバスト補正方法が記載されています。
加えて、毎回補正が必要になる方は、簡単なもので良いので製図を勉強した方がより理解が深まります。
今回の補正ではまずP点というものを求めなくてはならないのですが、それにはバストラインと脇線位置が必要になります。今回のパターンではバストラインは別記事にまとめてありますのでそちらをご覧ください。脇線位置については型紙の地の目線が脇線位置ですので、地の目線をそのまま延長します。
これでP点を求める事が出来ます。実をいうと後衿ぐりを繰下げてありますので、完全に正確ではないのですがざっくりとは合っているのでこれで進めて下さい。
前身頃にダーツのあるデザインであればもう少し話は簡単なのですが、今回のパターンはダーツをなくし出来る限りフラットなデザインにしてありますので型紙の展開が複雑かもしれません。
あとはどれくらい切り開くのかに関しては”トワルを作成して正しく着用した状態”を直にみて直に補正してみない限りわかりません。言及するとしたら「裾線が平行になるまで」でしょうか。場合によっては他の補正と抱き合わせる必要があるかもしれません。
まずはご自分でできる範囲でやってみて下さい。
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