バギーパンツのサイズについてのお問い合わせをいただき、取り急ぎウエストのサイズ調整をする場合のパターン修正方法を作成しました。
簡易的な方法ですが、大規模なサイズ修正でなければこの方法で大丈夫かと思います。
画像が大きくて文字が読みにくいので、ダウンロードリンクを付けました。各自ダウンロード後に拡大してご覧になってみてください。画像はpng画像ですので、PC環境でもスマホ環境でもご覧いただけるかと思いますので。
どのようなパンツでも調整方法は基本的に同じです。そして増やす場合も減らす場合も手順は同じです。後身頃はヨーク切り替えがあれば出来上がりの通りに重ねて修正。前身頃はポケットの切り替え部分を重ねて修正すればOKです。
ポケット袋布の修正を忘れないように、前身頃と袋布を先に修正してから脇布にトレースするという順番にしましたが、ここはどちらが先でも構いません。
バギーパンツですので、予めヒップのゆとりを多めに設定してあります。ヒップは良いけどウエストがきつくないかちょっと心配・・・という方は小さめのサイズを選んでウエストを修正すると良いかなと思います。
ひとつ注意点は、ヒップ寸法はヌード寸法ギリギリのサイズを選ぶのはNGです。余程のストレッチ生地でない限り間違いなく座れなくなります。お手持ちのパンツのヒップ寸法を測って検討してみて下さい。
ストレッチ生地でサイズを攻める場合は、ウエストのあがり寸法も大きくなりがちなのでせめてウエストベルトにはしっかりと接着芯を貼って伸び止め処理をしてください。この場合は厚い芯ではなく伸びにくい芯という意味です。試し貼りもお忘れなく。そして股ぐりは二度縫いをして表からのステッチを忘れずに。これだけでも、しゃがんだ時にお尻の縫い目が裂けるという悲劇は減ります(笑)
一般的にパンツはフィットパターンであればあるほどスカートよりもサイズ感がシビアです。その為にハンドメイドの型紙屋さんではゆるゆるでウエストゴム仕様のものが多いのですが、どうせ作るのであればきちんとウエストを作り込んだ方が着る機会が増えるしコーディネートの幅も増えるしスタイルアップ効果だって狙えます。
それだったらせっかく手間をかけるついでにウエストとヒップのサイズ感を自分仕様にカスタマイズ出来るようになっておけば、後々必ず役に立ちます。
パターンを購入する時のハードルも下がりますよ。市販のパターンはどうしても一人一人の体型に合わせる事は不可能なので、購入後にちょっとしたカスタムをしてジャストサイズを目指してもらえればと思います。
私はまだまだビギナーだから・・・と尻込みしている場合ではありませんよ。とにかくやってみましょ。意外とすんなり出来ちゃうもんですから。
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